活用事例
実際に制作した人生紙芝居のエピソード集です。
急死した父親と、人生紙芝居で仲直り
亡き父の人生と向き合いたい
「あなたが作る人生紙芝居ワークショップ」の受講生Aさんは、最近亡くなったお父様を主人公にした人生紙芝居を制作したいと参加されました。学校卒業と同時に家を出たため、大人になってからは、真面目で口数が少ない父親とは、何となく疎遠なまま過ごしてきてしまったそうです。思いがけず急に父親が亡くなり、気持ちの整理がつかなくて、もう一度、父親の人生と向き合ってみたいと思ったそうです。
母と共にたどる父の足跡
Aさんは、主にお母様から聴き取りを行いました。二人が出会った頃、どこへデートに出掛けたのか、思い出の地を母と娘で実際に巡ります。週末の度にデートに誘う積極的な父の姿を初めて知りました。また、子どもたちが幼い頃は、市民プールによく連れて行ったこと。プールの帰りにいつも温かいカップラーメンを食べさせてあげたこと。家族旅行で海水浴に出掛ける計画を毎夏立てていたこと等、母から聴く父は、父なりの愛情を子どもたちに注いでいたのだと分かります。母親にとっても、夫との思い出を娘に語ることは、突然に夫を亡くした痛みを癒すグリーフケアになりました。
紙芝居で交わす「ごめんね、ありがとう」
子どもとしては、幼い時に親からしてもらったことは、親が思っているほどには記憶に残っていないものです。親としては寂しい限りですが、だからこそ、あの時はこんな思いで子育てしていたのよ、と折に触れて伝えることは、照れくさいかもしれないけど、親子の絆を確かめる上で大切なことです。人生紙芝居の中で描かれる家族の歴史を通して、是非、その絆を再び深めて下さい。この方が制作した人生紙芝居では、天国のお父様に、「初めて知ることもいっぱいあったよ。ごめんね。そして、ありがとう」という温かい呼びかけで締めくくられています。
人生紙芝居を
作ってみませんか?
大切な人へ、人生の歩みを讃え、感謝を伝える唯一無二の贈り物